前185〜前73年。マウリヤ朝の将軍であったプシュヤミトラ・シュンガがブリハドラタ王を殺害して創始した王朝で、北インドから東インドを広く支配した。パータリプトラに都を置いたが、のちに中央インドのベースナガルにも都を置いた。カーンヴァ朝によって滅ぼされた。
サーンチーやバールフットなど、仏教美術が発達した。また、精緻な意匠を表現した土製装飾板もこの時代の造形美術として知られる。仏教やヒンドゥー教もまたこの時代に大きく発展した。総じてマウリア朝の時代に発展しはじめたインド諸文化がシュンガ朝の時代になって大きく花開いたということができるだろう。
サーンチー第1塔 |
土製装飾板(メトロポリタン美術館所蔵) |
初代 プシュヤミトラ・シュンガ(前185〜前149年)
2代 アグニミトラ(前149〜前141年)
3代 ヴァースジュエシュタ(前141〜前131年)
4代 ヴァースミトラ(前131〜前124年)
5代 アーンドラカ(前124〜前122年)
6代 プリンダカ(前122〜前119年)
7代 ゴーシャ(在位期間不明)
8代 ヴァジュラミトラ(在位期間不明)
9代 バーガバドラ(在位期間不明)
10代 デーヴァブーティ(前83〜前73年)
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